はじめに
新NISAを調べていると、
必ずと言っていいほど出てくるのが「一括投資」という選択肢だ。
- 早く入れた方が有利
- 時間を味方につけられる
- 統計的には期待値が高い
理屈としては、たしかに分かる。
僕自身も、新NISAを始める前に一括投資を本気で検討した。
ただ、結論として僕は
新NISAで一括投資はしないと決めている。
先に結論を書く。
僕が一括投資を選ばなかった理由は、
「損をしたくないから」ではない。
判断と感情の負荷が、自分には合わなかったからだ。
この記事では、
新NISAで一括投資を検討した僕が、
なぜ最終的に積立を選び続けているのかを整理する。
結論:一括投資は合理的でも、僕には向いていなかった
一括投資は、
理論上は合理的な選択だと思う。
- 投資期間が長くなる
- 現金で寝かせる時間が減る
- 統計的な優位性がある
それでも僕は、
自分の性格と生活を考えた結果、選ばなかった。
新NISAは長期制度だ。
だからこそ、
途中でブレない選択の方が重要だと考えている。
新NISAにおける一括投資という選択肢
まず前提として、
新NISAでは次のような投資方法が考えられる。
| 投資方法 | 特徴 | 判断の重さ |
|---|---|---|
| 一括投資 | 早く市場に出せる | 重い |
| 分割投資 | タイミングを分散 | 中 |
| 積立投資 | 自動化しやすい | 軽い |
この表で重要なのは、
「どれが優れているか」ではない。
自分が耐えられる判断の重さはどれか
という視点だ。
僕が一括投資を検討してやめた理由
タイミングの正しさを引きずり続けると感じた
一括投資をすると、
どうしても「入れた瞬間の価格」が気になる。
- あのとき入れて正しかったか
- もう少し待てばよかったのでは
- 今下がっているのは自分の判断のせいでは
この思考が、
何年も頭の片隅に残る気がした。
新NISAは長期前提なのに、
最初の一回の判断がずっと付きまとう。
それが、僕には重かった。
感情の振れ幅が大きくなりそうだった
一括投資は、
値動きの影響を一気に受ける。
- 上がれば安心
- 下がれば後悔
この振れ幅を、
僕は冷静に受け止められる自信がなかった。
投資を続ける上で大事なのは、
「正しい判断」よりも
感情が乱れない状態だと思っている。
生活と投資の境界が曖昧になると感じた
大きな金額を一度に入れると、
- 家計との距離が近くなる
- お金の意味合いが変わる
- 投資が生活に侵食してくる
こうなると、
投資が「仕組み」ではなく
イベントになってしまう。
僕は、新NISAを
生活の延長として扱いたかった。
僕が積立投資を選び続けている理由
一括投資をやめて、
積立を選んだ理由はシンプルだ。
| 観点 | 積立投資 |
|---|---|
| 判断回数 | 少ない |
| 感情の影響 | 小さい |
| 継続しやすさ | 高い |
| 生活との相性 | 良い |
積立にしてから、
- 相場を見なくなった
- タイミングを考えなくなった
- 他人と比べなくなった
投資が、
完全に生活の一部になった。
「期待値が高い」だけでは選べなかった
一括投資の話になると、
必ず「期待値」という言葉が出てくる。
それ自体は正しい。
でも僕は、
期待値だけで判断すると
途中でブレるタイプだと分かっていた。
- 理屈では理解している
- でも感情がついてこない
この状態で投資を続けるのは、
かなり消耗する。
だから僕は、
期待値よりも、続けやすさを優先した。
こんな人には一括投資が向いている / 向いていない
この判断は、
すべての人に当てはまるわけではない。
向いている人
- 値動きを気にしない
- 判断を引きずらない
- 投資経験が十分ある
向いていない人
- 後から考え込むタイプ
- 下落時に自分を責めやすい
- 投資で生活が不安定になる
新NISAは、
自分の性格がそのまま結果に出る制度だと思っている。
よくある勘違い
- 一括投資をしない=非効率
- 積立は初心者向けで劣っている
SNSでたまに上記のような意見が流れてくるが、気にしなくていい。
僕の経験では、
続かなかった投資が一番非効率だった。
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まとめ
新NISAで一括投資をしないと決めたのは、
臆病だからでも、知識がないからでもない。
自分の性格と生活に合わなかったからだ。
この記事は、
「一括投資が正しいかどうか」を決めるものではない。
「自分はどの判断なら続けられるか」
を考えるための、僕の記録だ。

