はじめに
新NISAを始めたのに、
思ったほど不安が減らない。
- 投資をしている
- 毎月きちんと積み立てている
- 制度の仕組みも一通り理解している
それでも、
なぜかお金の不安が頭から離れない。
「もっと利回りを上げたほうがいいのか」
「積立額が足りないのではないか」
「このやり方で本当に大丈夫なのか」
そんな感覚を抱えている人は、
実はかなり多い。
この記事で伝えたい結論はシンプルだ。
不安が消えない原因は、投資が足りないからではない。
多くの場合、足りていないのは「見通し」だ。
投資を始めれば不安が消える、は幻想だった
新NISAを始める前、
「投資をすれば将来の不安は減る」と思っていた。
実際、それは半分正しい。
でも、半分しか正しくなかった。
投資を始めると、
- 将来の数字が気になる
- 相場の上下が目に入る
- 他人の運用成績が目に入る
結果として、
不安の“種類”が変わるだけ というケースが多い。
貯金だけの頃は
「足りるのかどうか」が不安だった。
投資を始めると
「このやり方で合っているのか」が不安になる。
つまり、不安は消えていない。
不安の正体は「金額」ではなく「見えなさ」
お金の不安を抱えている人の話を聞くと、
意外と共通点がある。
- いくら必要なのかが曖昧
- いつまでに、どれくらい貯まるのかが見えない
- 今の行動が将来にどうつながるかがわからない
ここで重要なのは、
不安の原因は“少なさ”ではない という点だ。
仮に資産が増えても、
見通しが立っていなければ不安は残る。
逆に、
そこまで多くなくても、
流れが見えていれば安心感は生まれる。
「見通し」がある人は、相場に振り回されにくい
将来を完璧に予測することではないが、見通しを立てることはできる。
- だいたいこのペースで積み立てる
- だいたいこのくらいで増えていく
- 想定より下振れしても生活は壊れない
この「だいたい」があるだけで、
相場との付き合い方は大きく変わる。
積立ペースと到達イメージについては、
以下の記事で具体的に整理している。
▶ 積立額別|1800万円にいつ届く?
https://tsumiboku.com/nisa-1800m-compare/
数字を一度整理しておくと、
日々の値動きに意味を感じなくなる。
見通しを壊す最大の原因は「情報の取りすぎ」
不安が消えない人ほど、
情報を集めすぎている傾向がある。
- 毎日の相場
- 短期の予想
- 他人の成績
これらは、
見通しを良くするどころか、
むしろ壊しにくる。
情報を追いすぎることで、
自分の計画よりも「今の話題」が優先される。
この状態になると、
せっかく作った積立計画も、
簡単に揺らいでしまう。
情報との距離感については、
以下の記事で詳しく書いている。
▶ 情報を追いすぎると失敗する理由
https://tsumiboku.com/nisa-too-much-information/
現金があるだけで、不安はかなり減る
見通しを支えるもう一つの要素が、
現金の余裕。
投資をしていると、
どうしても「全部投資に回したほうが効率的では?」
という考えが浮かぶ。
でも現実には、
現金があるだけで不安はかなり減る。
- 暴落が来ても売らなくていい
- 急な支出に対応できる
- 判断を急がなくていい
現金はリターンを生まないが、
安心を生む。
現金比率については、
以下の記事で具体的に整理している。
▶ 新NISAと現金比率|いくら残すべき?
https://tsumiboku.com/nisa-cash-balance-chatgpt/
暴落時に不安が爆発する人、しない人の違い
暴落が来たとき、
不安が一気に強くなる人と、
比較的落ち着いていられる人がいる。
この差は、
勇気や経験ではない。
見通しがあるかどうか だ。
- どれくらい下がる可能性があるか
- 過去にどう回復してきたか
- その間も生活は回るか
これが整理されていれば、
暴落は「想定内の出来事」になる。
暴落時の行動とデータについては、
以下の記事でまとめている。
▶ 新NISAで暴落したらどう動く?
https://tsumiboku.com/nisa-crash-actions/
▶ 過去の暴落データと回復期間
https://tsumiboku.com/nisa-crash-data/
投資が不安を減らすのは「道具」だから
投資そのものは、
不安を消す魔法ではない。
あくまで、
不安を減らすための道具。
- 見通しを作る
- 将来を数字で捉える
- 判断を減らす
この使い方ができて、
初めて効果を発揮する。
道具の使い方が定まらないまま、
量だけ増やしても不安は減らない。
まとめ:足りないのは、投資じゃなく「整理」
新NISAを始めても不安が消えないとき、
やるべきことは「もっと増やす」ではない。
- 積立ペースを整理する
- 到達イメージを確認する
- 現金の余裕を持つ
- 情報との距離を取る
この4つがそろうと、
不安は少しずつ形を失っていく。
投資は、
不安と戦うためのものではない。
不安を整理するための仕組みだ。
そこに気づくと、
新NISAの見え方が少し変わる。

