はじめに
同じように新NISAを使っていても、
不安が大きい人と、そうでない人がいる。
- 積立額も似ている
- 投資先も大きくは変わらない
- 情報量も同じくらい
それなのに、
片方は落ち着いて続けられて、
もう片方は常に不安を抱えている。
この違いは、
投資の知識量ではない。
決定的に違うのは、
考えている順番 だ。
この記事では、
お金の不安が小さくなる人が、
投資の前に何を、どんな順番で考えているのかを整理する。
不安が大きい人ほど「投資」から考えてしまう
不安が強い人ほど、
最初に考えるのはだいたいこれだ。
- 何を買うべきか
- どれくらい増えるか
- 利回りは何%か
もちろん重要な要素ではある。
ただ、ここから考え始めると、
不安はむしろ増えやすい。
なぜなら、
投資の世界には「正解がない」から。
正解がないものを最初に考えると、
判断基準が揺れ続ける。
思考の順番①:まず「生活」を固定する
不安が小さい人は、
最初に投資の話をしない。
まず考えるのは、
生活がどこまでなら崩れないか。
- 毎月の固定費
- 最低限必要な生活費
- ここを下回るとしんどいライン
この「生活の下限」が決まっていると、
それ以上の部分は“余白”として扱える。
生活の下限が決まらないまま投資をすると、
相場の変動がそのまま生活不安に直結する。
この感覚については、
以下の記事でも触れている。
▶ 投資で一番大事なのは生活を壊さないこと
https://tsumiboku.com/nisa-life-not-break/
思考の順番②:次に「現金の役割」を決める
次に考えるのは、
いくら投資するか、ではない。
いくら現金で残すか だ。
不安が小さい人は、
現金を「余ったお金」ではなく、
不安を吸収する装置 として扱っている。
- 暴落が来ても売らなくていい
- 急な支出に対応できる
- 判断を急がなくて済む
この役割を理解していると、
現金があること自体が安心材料になる。
現金比率については、
以下で具体的に整理している。
▶ 新NISAと現金比率|いくら残すべき?
https://tsumiboku.com/nisa-cash-balance-chatgpt/
思考の順番③:積立ペースを「未来」から逆算する
ここで初めて、
積立額を考える。
ただし、
「今いくら出せるか」ではない。
- 何年くらい続けたいか
- どれくらいの到達イメージを持つか
- そのために必要なペースはどれくらいか
未来から逆算する。
この順番で考えると、
積立額は自然に“現実的な数字”に落ち着く。
積立ペースと到達イメージは、
以下の記事で整理している。
▶ 積立額別|1800万円にいつ届く?
https://tsumiboku.com/nisa-1800m-compare/
思考の順番④:最後に「投資先」を選ぶ
ここまで来て、
ようやく投資先を考える。
この段階では、
- 多少の上下は想定内
- 短期の成績は気にしない
- 続けやすさを優先する
という前提ができている。
だから、
- 銘柄選びで迷いすぎない
- 情報に振り回されにくい
- 方針を変える理由が減る
結果として、
不安はかなり小さくなる。
情報との距離感については、
以下の記事ともつながる。
▶ 情報を追いすぎると失敗する理由
https://tsumiboku.com/nisa-too-much-information/
暴落が来たとき、この順番は効いてくる
この思考順で組み立てていると、
暴落時の反応が大きく変わる。
- 生活は壊れない
- 現金がある
- 積立ペースは想定内
- 下落は計画に含まれている
だから、
「想定外の出来事」になりにくい。
暴落時の行動とデータについては、
以下で整理している。
▶ 新NISAで暴落したらどう動く?
https://tsumiboku.com/nisa-crash-actions/
▶ 過去の暴落データと回復期間
https://tsumiboku.com/nisa-crash-data/
まとめ:不安が小さくなるのは、考え方が整理されたとき
お金の不安は、
金額が増えたから消えるわけではない。
- 生活
- 現金
- 積立
- 投資先
この順番で整理されると、
不安は自然と居場所を失う。
新NISAは、
この整理をしやすくする制度だ。
投資を増やす前に、
一度、考える順番を整えてみる。
それだけで、
見える景色はかなり変わる。

