はじめに
新NISAを始めると、
どうしても「いくら増えるか」に目が向く。
- 20年後はいくらか
- 老後はいくらあれば安心か
- 取り崩しはいつからか
僕も最初は、
入口よりも出口の数字ばかり見ていた。
でも考えれば考えるほど、
逆に判断が重くなっていった。
この記事では、
新NISAを続ける中で
僕が出口戦略をどう位置づけ、何を決めて何を決めなかったのか
を整理する。
先に結論を書く。
僕は、
出口戦略を「細かく決める」のをやめ、
「迷わない枠」だけを先に決めた。
結論:出口戦略は「設計」ではなく「制限」で十分だった
出口戦略というと、
- 何歳で
- いくらずつ
- 何%で
と、細かく決めるイメージがある。
でも僕の場合、
そこまで決めようとすると
今の判断が止まることに気づいた。
だから僕は、
出口戦略を「完璧に設計する」ことをやめて、
将来の自分が迷わないための制限だけを先に置く
という考え方に切り替えた。
なぜ出口戦略で悩んだのか
「正解を決めないと不安」だった
新NISAの出口について調べると、
- 4%ルール
- 定率・定額取り崩し
- 相場を見ながら調整
いろいろな考え方が出てくる。
どれも理屈は通っている。
でも全部前提が違う。
その結果、
- 今の自分にはどれが合うのか
- 間違えたらどうするのか
と、不安が増えていった。
未来の数字が、今の判断を縛っていた
出口を細かく考えるほど、
- この積立額で足りるのか
- 今の運用で正しいのか
と、入口側の判断まで影響していた。
出口戦略が、
今を縛る鎖になっていた。
僕が最初に決めた「出口の前提」
そこで僕は、
出口戦略を次のレベルで考えることにした。
| 項目 | 決めたこと |
|---|---|
| 取り崩し開始年齢 | 厳密には決めない |
| 取り崩し方法 | 1つに固定しない |
| 相場対応 | 見て調整しない |
| 判断基準 | 迷わないこと |
ここで重要なのは、
「決めていない項目」が多いこと。
決めないことを決めた。
僕が「出口を細かく決めない」と判断した理由
人生も制度も変わる前提だった
20年後、30年後に、
- 収入
- 支出
- 家族構成
- 制度
が今と同じである可能性は低い。
それなのに、
今の時点で数字を固めるのは
安心よりも錯覚に近いと感じた。
出口を考えすぎると、入口が重くなる
出口戦略を詰めすぎると、
- 積立額を増やすべきか
- 投資先を変えるべきか
と、
今の判断がすべて「将来基準」になる。
僕はそれが合わなかった。
一度だけ出口を考えすぎたときの話
実際に一度、
出口戦略をかなり細かく詰めた時期がある。
- 何歳で取り崩し開始
- 年間いくら使う
- 何%を安全ラインにする
表にして計算もした。
その結果どうなったかというと、
安心するどころか、毎月の積立が気になり始めた。
- この金額で足りるのか
- 今の相場で続けていいのか
未来の数字を守るために、
今の判断が揺れ始めた。
この時はっきり分かった。
僕にとって出口戦略は、
細かく決めるほど逆効果になる。
それ以来、
出口は「枠」だけを決め、
数字は将来の自分に任せる
という考え方に切り替えた。
今の僕の出口戦略の考え方
| 観点 | 今の考え方 |
|---|---|
| 目的 | 生活を支える |
| 優先 | 判断を減らす |
| 柔軟性 | 残す |
| 細かい数字 | 将来決める |
出口戦略は、
今の自分が守るものではなく、
将来の自分を縛らないためのもの
だと思っている。
こんな人には合う / 合わない
合う人
- 将来の数字を考えすぎてしまう
- 正解を決めないと不安
- 判断をシンプルにしたい
合わない人
- 数字設計が好き
- 将来計画を細かく立てたい
- 取り崩しを趣味として考えたい
よくある勘違い
- 出口を決めない=無計画
- 今考えないのは危険
僕の場合は逆だった。
出口を考えすぎた方が、
今の投資が不安定になった。
関連記事
- https://tsumiboku.com/nisa-spot-buy/
- https://tsumiboku.com/nisa-simulation-olc/
- https://tsumiboku.com/nisa-change-life/
まとめ
新NISAの出口戦略は、
完璧に設計する必要はない。
僕にとって必要だったのは、
将来の自分が迷わないための最低限の枠だけだった。
この記事は、
「出口を決めきれない人」向けではない。
「考えすぎて動けなくなっている人」
に向けた、僕の判断の整理だ。

