はじめに
新NISAについて調べていると、
どうしても「どれだけ増えるか」という話が中心になる。
- 年利◯%
- 20年後にいくら
- 最速で1800万円
- オルカンか、S&P500か
もちろん、どれも無視できない。
ただ、実際に投資を続けてきて強く感じるのは、
増やし方よりも、もっと手前に大事なものがある ということだった。
それが「生活を壊さないこと」。
この記事では、
新NISAを使ううえで見えてきたこの感覚を、
できるだけ現実的な言葉で整理してみる。
投資で失敗する人は「減った人」ではない
投資の失敗というと、
大きく損をしたケースを思い浮かべがちだ。
でも、実際に多いのは別の失敗。
- 積立をやめてしまった
- 相場が気になりすぎて疲れた
- お金のことを考えるのがストレスになった
評価額が一時的に下がること自体は、
長期投資では避けられない。
問題になるのは、
投資が原因で生活のバランスが崩れること。
この状態になると、
どんなに理屈が正しくても投資は続かない。
積立額を上げすぎると、だいたい歪みが出る
新NISAでは、
「枠は早く埋めたほうがいい」
「できるだけ多く積んだほうが有利」
という情報をよく見かける。
考え方としては正しい。
ただし、家計とのバランスを無視した積立額 は危険だ。
- 生活費がギリギリになる
- ボーナス前提の家計になる
- 急な出費に対応できない
- 暴落時に冷静でいられない
こうした歪みは、
あとから必ず表に出てくる。
積立額については、
「いくら積めるか」より
「この額で数年続けられるか」を基準にしたほうがいい。
積立ペースと資産の伸び方については、
以下の記事で具体的に整理している。
▶ 積立額別|1800万円にいつ届く?
https://tsumiboku.com/nisa-1800m-compare/
生活が安定していると、投資は勝手に続く
逆に、生活が安定している人の投資は驚くほど静かだ。
- 毎月の支出が把握できている
- 現金にある程度の余裕がある
- 積立額が無理のない範囲に収まっている
この状態だと、
- 相場を頻繁に見なくなる
- 下落しても過剰に反応しない
- 積立を止める理由がなくなる
ここで重要になるのが 現金比率。
投資に回していないお金があるだけで、
精神的な余裕はかなり変わる。
現金をどれくらい残すべきかについては、
以下の記事で詳しくまとめている。
▶ 新NISAと現金比率|いくら残すのが正解?
https://tsumiboku.com/nisa-cash-balance-chatgpt/
新NISAは「人生を楽にするための制度」
新NISAは、
単にお金を増やすための制度ではない。
老後資金、将来の選択肢、
「なんとなく不安」だったものを
ある程度見通せる状態にする ための制度だ。
それなのに、
- いまの生活が苦しくなる
- 常に相場が気になる
- 評価額の上下で気分が振り回される
こうなってしまったら、本末転倒。
新NISAは、
生活を削ってまで使う制度ではない。
「生活を壊さない投資」は、結果的に強い
不思議なことに、
生活を壊さない範囲で続けている人ほど、
投資の結果は安定しやすい。
理由はシンプルで、
- 積立をやめない
- 暴落時にも売らない
- 方針を頻繁に変えない
この3つが自然に守られるからだ。
暴落時の行動については、
すでに別の記事で整理している。
▶ 新NISAで暴落したらどう動く?
https://tsumiboku.com/nisa-crash-actions/
データ面からの話はこちら。
▶ 過去の暴落データと回復期間
https://tsumiboku.com/nisa-crash-data/
増やす前に「守るライン」を決めておく
積立額を決めるとき、
あるいは増額を考えるときは、
一度この3つを確認したほうがいい。
- この額で生活は苦しくならないか
- 暴落が来ても積立を続けられそうか
- 数年後も同じペースで積めそうか
どれか一つでも怪しいなら、
増やすより先に調整するほうが長く続く。
まとめ:新NISAで一番大事なのは、静かに続くこと
新NISAでは、
「いくら増えるか」より
「どんな状態で続けられるか」が結果を左右する。
生活を壊さない。
不安を増やさない。
判断を増やしすぎない。
この前提を守った投資は、
派手さはなくても最後まで走り切れる。
実際のポートフォリオや積立の形については、
以下の記事で公開している。
▶ 実録:30歳会社員の新NISAポートフォリオ
https://tsumiboku.com/nisa-myportfolio-olc/

