はじめに
老後資金の話になると、
ほぼ必ず出てくる言葉がある。
- 家族のため
- 配偶者の分も
- 万が一のときの安心
新NISAで老後資金を考え始めたとき、
僕も自然と
「家族前提」で考えるのが正しい
と思っていた。
でも今は、
その考え方から一歩引いている。
先に結論を書く。
僕は、
老後資金を“家族前提”で固めすぎるのをやめた。
その方が、
結果的に判断が安定したからだ。
結論:老後資金を家族前提で考えすぎると、判断が重くなる
家族を思う気持ちは自然だ。
むしろ、考えない方が不誠実に見える。
ただ、
老後資金を考える段階で
家族の将来まで一気に背負おうとすると、
- 不安が増える
- 数字が膨らむ
- 判断が止まる
という状態に入りやすい。
僕はこれを
安心のつもりで不安を増やしている状態
だと感じた。
なぜ「家族前提」で考えてしまったのか
正しいことをしている気がした
老後資金=家族の安心。
この図式は、とても分かりやすい。
- 自分だけでなく
- 家族も守れるように
そう考えるのは、
責任感として自然だった。
不安を先取りしようとしていた
- もし自分に何かあったら
- もし支出が増えたら
- もし制度が変わったら
こうした「もし」を
全部今の段階で織り込もうとした結果、
老後資金の数字が
どんどん現実感を失っていった。
家族前提で考えて苦しくなったポイント
実際に、
老後資金を家族前提で考えていた頃は、
- いくらあっても足りない気がする
- 今の積立額が不安になる
- 投資配分をいじりたくなる
という状態だった。
ここで気づいた。
これは安心のための計画じゃなく、
不安を管理しきれなくなっている状態だ
と。
僕が「個人に戻す」と決めた理由
老後は「個人の生活」が単位になるから
老後の生活は、
- 働き方
- 健康状態
- 支出
どれも、
個人単位で変わる。
家族という枠で一括りにすると、
前提が増えすぎて
判断できなくなる。
だから僕は、
老後資金のベースを
いったん「自分個人」に戻す
ことにした。
家族は「調整」で対応できる
誤解しないでほしい部分として
家族を無視する、
という話ではない。
- 生活費が増えたら
- 支えが必要になったら
その時点で
調整すればいい
と考えている。
今、すべてを背負う必要はない。
今の僕の老後資金の考え方
家族前提を外したうえで、
今は次のように考えている。
| 観点 | 今の考え方 |
|---|---|
| 基本単位 | 個人 |
| 老後資金 | まず自分分 |
| 家族対応 | 状況に応じて調整 |
| 判断基準 | 今の判断を安定させる |
まずは、
自分が生活できるかどうか。
そこから先は、
未来の自分に任せる。
一度だけ「冷たい考えかも」と感じた瞬間
正直に書くと、
この考え方に切り替えた直後、
「家族を後回しにしているのでは」
と感じたことがある。
でも、
よく考えてみると違った。
- 今、無理に背負って判断を崩す
- 将来、余力を残して調整する
どちらが現実的か。
答えは後者だった。
家族前提を外して楽になったこと
この考え方にしてから、
- 老後資金の数字に振り回されない
- 積立額に納得感が出た
- 投資判断が安定した
「考えない」のではなく、
考える順番を変えただけ
だと感じている。
こんな人には合う / 合わない
合う人
- 老後資金を考えると不安が強くなる
- 家族のことまで一気に背負ってしまう
- 投資判断を安定させたい
合わない人
- 家族単位で完全に設計したい
- 数字を固めないと安心できない
- 老後計画を最優先したい
よくある誤解
- 家族前提で考えない=無責任
- 個人で考える=自己中心的
僕の考えでは逆だ。
判断を崩さない方が、
長期では家族の安心につながる。
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まとめ
新NISAの老後資金は、
最初から家族前提で固めなくていい。
僕にとって大切だったのは、
今の判断を壊さないこと
だった。
この記事は、
家族を軽視したい人向けではない。
「考えすぎて動けなくなっている人」
に向けた、僕の判断の整理だ。

